SOHO社長の体験記

家電量販店顧客の振る舞いに注目し ビジネスのヒントを得る 

三鷹市役所近くの家電量販店。ここで派遣社員として働いて得たヒントが起業のきっかけになった。

- いつもなら最初に前職と起業との関係をお聞きするのですが、前田さんは21歳ということで、就職する前に起業されたのですね。そもそも起業をされたきっかけは、どのようなことだったのでしょうか。


前田    大学に通いながら、三鷹の家電量販店でプリンターなどの販売員を派遣でやっていました。そこでは比較的お年を召された方が、他社商品と価格やスペックを比較せずに、国内有名メーカー品のパソコンを購入されていました。販売員としてそれを見ていて、「メーカーにこだわらなければもっと安くて性能のいいパソコンが買えるのに、もったいない」と思いました。私はそこそこパソコンにも詳しく、お客様の質問にも答えられます。そこで、中国や台湾から安価なタブレットパソコンを買い入れて日本語に設定し、ソフトをオマケにしてセット販売することにしたのです。それが始まりですね。この段階では、日本市場をターゲットにしたEC事業です。

- 派遣のバイトで三鷹を選ばれたのは?


前田   そ大学が三鷹市大沢にある国際基督教大学だったので、大学進学のために高知からこちらに来ました。地元三鷹では「基督教大学」を端折って「キリ大」と呼ばれていますが。

- 大学では何を専攻されていたのですか?


前田   経済学です。でも、大学が面白いと思えなくて、気持ちが晴れない日々を送っていました。1日にワインを2本空けてしまうようになって「このままじゃダメだ」と真剣に思いました。

 
<1P>




プロフィール

前田史門さん 
[ 鳥商日本株式会社 代表取締役 ]

高知県出身。国際基督教大学(ICU)入学のために上京。大学に通いながら家電量販店への派遣で働いていた時の経験をヒントに2016年5月に起業する。鳥商日本株式会社を立ち上げ、その後会社の株は売却して役員として報酬を得る立場に。2017年10月にSOHOプラザA に入居。 tori.asia

(取材:萩谷)